冬の予感。

外は宵闇に包まれ、短パンのわたしの足に秋風が触れる。


去年の冬。
ちょっぴりさみしい冬。
怒濤の春夏が過ぎ、
もうすぐやってくるさよならを予感しながら、眼前に広がる世界を、シャッターをひとつひとつ切るように過ごしていた冬。


そんな冬を、今日の夜風は思い出させた。
もうすぐ冬がやって来る。


2016.10.9